【国語】新入試は記述が重要?作文の書き方で減点の可能性って本当?

【国語】新入試は記述が重要?作文の書き方で減点の可能性って本当?

2020年度からこれまで大学入試の主流であったセンター入試が廃止されることが決まり、多くの新入試「大学入学共通テスト」に関する情報が錯綜している現在。

そもそも何が変わるのか具体的に説明はできませんよね?

今回は、大学入学共通テストについての概要と国語科目の具体的な変革についてご紹介します。

2020年度に受験を控える高校2年生やそれ以降に受験する方々はぜひ参考にしてくださいね。

そもそも新入試「大学入学共通テスト」って?

入試

2019年度の大学入試を機に、これまで大学入試の主流であったセンター入試が廃止され、その後2020年度より新たな入試がスタートされます。

それが新入試制度「大学入学共通テスト」です。

これまでのセンター試験は、知識を問う問題をメインとするマークシート方式でした。

しかし、AI技術の発展等によって「知識量」はもちろんのこと、「判断力」や「思考力」を重視する時代に移り変わり、それに伴い大学入試も変革しています。

2020年は大学入試が大変革の年!何が変わる?

ではセンター入試が廃止され「大学入学共通テスト」に変わると具体的に何が変わるのでしょうか?

まず大きく変わるのが、センター入試にはなかった記述式の問題が、これまで通りのマークシート方式とは別に大問として登場するということです。

大学入試では複数の教科で試験がありますが、最も大きな変革が行われるのが英語です。

「話す・聞く・読む・書く」能力が求められる試験となり、さらに「実用英語技能検定」をはじめとする国の認定した7団体による外部試験が入試に大きく関わってきます。

さらに数学では証明問題の一部を書くといった記述が求められます。

単純に計算ができることだけではなく、自分がどう考えたのかを確実に人に伝えることが求められるので、これまで重視されてこなかった「自分の考えを人に伝える能力」が入試の要となることは間違いないでしょう。

国語は具体的にどう変わるの?

記述問題が登場することで、これまでの入試問題であった「評論・小説・漢文・古文」の問題量は減少しますし、その出題形式はかなり大きな変化をします。

これまでのセンター入試で問われていたような知識を問う問題ではなく、複数の資料・文章からいくつかの回答を書き抜く形式になるので、基本的な難易度自体は大きく変わるわけではありません。

しかし資料から正しい答えを導き出す「読解力」が求められるような問題となっています。

複数の資料を読み解き、回答を導き出すためにはまず問題形式に慣れることが求められます。

さらに大問一つあたりのページ数が増加するので、端から端まで読んでいては時間が足りなくなってしまいます。ですので資料・問題文に素早く目を通す訓練を積まなくてはいけません。

素早く読む訓練で一番おすすめなのは読書をすることですが、受験生は何かと忙しいものですよね。

しかし、大学入試の改革までまだ一年の猶予があります。今からでも受験勉強の隙間時間を見つけて読書してみませんか?

記述式問題のプレテストの内容は?

テスト対策

ここでは、大学入試センターより公表されている平成29・30年度大学入学共通テストのプレテストの内容を読み解いていこうと思います。

大学入試センターのホームページには、プレテストの問題・正解条件・狙いなどがすべて公開されているので、2020年度に受験予定の方やその後に受験を控えている方はぜひチャレンジしてみてほしいです。

平成29・30年開催プレテストの結果は

正答の条件を見るに、基本的に記述問題の解答は正確な内容である、ということよりも基準を満たしているか否かが重視されていることがうかがえます。

そもそも国語科目の正誤は、個々人の解釈によって異なるために明確な正解はないものですが、新入試の場合では、どれだけ理にかなっていない内容を書いたとしても、条件を満たしてさえいれば正解と判定されてしまう危うさがあります。

逆に言うと、基本的に「字数」と「キーワード」が条件となっているため、それをきちんと問題から読み解くことさえできれば確実に得点源となる、ということが分かります。

センター入試では、自己採点を行うために正答の基準が判断しづらく、「正解だと思ったのに実は正しくない」ということがよくあります。

しかし、新しくスタートする入試では、基準がしっかりと設けられているので確実に自己採点することができますよね。

プレテストの結果から課題が浮き彫りに

記述問題の正答率は大問1から大問3まで徐々に減少しており、大学入試センターの発表ではおおむね想定通りの結果であるとされています。

しかし、大問3の無回答・無効回答が5割を超えており、いわゆる「分からないから諦めた」「時間配分が狂ってしまった」人が多くを占めていることがうかがえますよね。

これまでの授業や大学入試対策では重視されてこなかった「自分の意見をまとめる」ということや本文中からキーワードを抜き出すという問題形式に手を焼いていることが分かります。

プレテストでは記述問題の大問1は時事的な話が登場しています。

大学入学共通テストを利用した受験を控えている高校生は早くから新聞などでニュースに触れ、自分の意見を40字程度にまとめるといった訓練を積んでおくことをお勧めします。

記述は「原稿用紙の使い方」も減点基準に?

原稿用紙

ここまでプレテストの内容に触れてきましたが、「原稿用紙の使い方」はしっかり身についていますか?

平成29年に実施したプレテストでは記述式の問題に「解答は一つのマス目に一文字ずつ楷書で書く」ようにと指示がありました。

しかし、解答方法にかなりのばらつきがあり、それを踏まえた二度目のプレテストでは説明文書に段落・句読点といった基本的なルールが表記されています。

現状としては説明文書上のルールに反した場合など、具体的な減点基準の線引き検討中です。

ただここで審議されているのは、消しきれなかった文字や癖字といったいわゆるグレーゾーンの扱いであって、明らかに原稿用紙の使い方が守れていない解答は減点対象になるということがうかがえます。

新入試国語は記述の書き方で減点の可能性 まとめ

今回は、2020年度の大学入試変革に向け「大学入学共通テスト」国語の記述式問題についてご紹介しました。

モデル問題と二度のプレテスト以外で公表された問題がなく、何もかも手探りの状態で新入試がどうなっていくか考えている状況にあります。

ですので、国語の受験対策として今の段階で考えられるのは、読書やニュースに触れ自身の意見を書き表す訓練をするといったことだけです。

しかし2020年度の入試改革は、これまでの入試形態では判断できなかった個々人の判断力といった主体性を図ることのできる良い改革です。

これから社会が発展していく上で欠かせない資質を新しい入試で試されているのではないでしょうか?

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