商学部はどんな企業・業界の就活に有利?取りやすい資格は?

商学部はどんな企業・業界の就活に有利?取りやすい資格は?

商学部を受けるかどうか迷っている高校生の皆さんに、ここでは商学部で4年間過ごした後、どんな未来が待っているのか少しでもイメージが出来るような情報をまとめてみました。

まずは、商学部ではどんな事を学べるのか、経済学部と経営学部との違い、そして、気になる就職先や業界のことを実際のデータとともにご紹介します。

商学部ってどんなことを学ぶの?

商学部の女子大生

それでは、まずは商学部とはいったいどんなことを学ぶ学部なのでしょうか。

商学とは、あるプロダクトが生産者・企業から消費者に渡るまでの流れを様々な角度から研究し、理解するための基本的な知識を指します。

具体的な科目としては、まずは商学とは何かを学ぶ「商学総論」、会計や財務に関して学ぶ「会計学」、そして販売市場や販促などに関する研究が「マーケティング学」、他にも「統計学」や「商学史」などが挙げられます。

これらを通じて、様々な視点から身近な物の流れを理解することができます。

商学を勉強しておくと自分で「小売店を運営する、営業する」、「販売者として働く」となった時に役に立つ実践的な知識が多いです。

 

そのため、学んでいても実際の活用するイメージを持って学べるでしょう。

具体的には、どんな商品パッケージにするか、どのような広告をどんな場所に出すか、店頭での陳列方法や位置、ポップなど様々な側面から売り上げを上げていくための考え方を学びます。

また他にも、財務報告書にどんなことが書いてあるのか、どのようにまとめるのか、また報告書を分析するとどんなことが分かって来るのかなどを学ぶ事ができます。

経済学部、経営学部との違い

商学部の学問がどのようなものかはイメージできましたか。

ここからは、似て非なる経済学部と経営学部との違いをご紹介します。

商学部は「1つの店舗を通じた流通の動き」を学ぶといったイメージですが、経済学部では、「社会全体の仕組み、様々な経済活動を研究する」学問であり、経営学部は、「組織のマネジメントを理論的・実践的に学ぶ」学問です。

より詳しくご紹介しますと、経済学では、商学のように研究対象は一つの店舗が中心の話ではなく、ある経済社会全体の経済活動が研究対象です。

その対象は日本の経済全体かもしれませんし、お米の市場環境かもしれません。世界全体における経済の動きについても考えます。

それぞれの経済状況、市場環境などがどういったものの影響を大きく受けるのかを考えます。

そうした中で、現代が抱える問題に対して、その解決策や是正策を考えることができるようになります。

一方、経営学部では、研究対象は企業が中心となり、例えば、ある企業の組織の効率的な運営方法や、経営戦略を学んでいきます。

そして組織が発展し続けるための戦略を考えていくことができます。

経営者になるにあたって知っておきたい知識を学ぶ事ができるので、将来起業したい人なども多く学んでいます。

商学部の就職先ってどんな企業・業界?

メガバンクの密集地

それでは、いよいよ気になる商学部の就職先についてご紹介します。

これまでにも経済学部、経営学部の就職先についてもまとめてきましたが、やはり就職先に関しては似てくる部分が多いですね。

ビジネスのことを学んできたということは就職活動においてはメリットになるようで就職率も比較的高い学部です。

金融業界

金融業界といういわゆるお金を扱う企業は、福利厚生面もしっかりしており離職率も低くホワイト企業の代表格でもあります。

また収入面でも安定しており人気の業界です。

一般的に、金融業界に属すると言われる業種は、銀行・証券・保険などが挙げられます。

実は銀行だけでも4つに大別でき、メガバンク、地方銀行、信託銀行、信用金庫(信用組合)があげられます。

見落とされがちな信託銀行は、銀行が抱える預金や貸し付け業務だけではなく、顧客の不動産の管理や株式の管理も仕事の1つです。

また、信用金庫は一定の 地域や業種に限っている銀行です。会員や組合員が貯蓄し、それらを中小企業や零細企業へ融資しています。

総合商社

なんとなく憧れのイメージが持たれやすい「総合商社」も商学部からは人気の就職先です。

「海外勤務がある」「転勤が多そう」「取り扱う商品の幅が広そう」といったイメージが多いかもしれません。

実際、総合商社の主な仕事は「世界中から様々な商品の取引をすること」です。

海外から店舗ごと輸入したり、エネルギーや資材の売買も多く、取り扱う金額が大きくなるため、億単位が動くことを判断していく業務も多くなります。

華々しくやりがいを感じられる仕事でもありますが、同時に、大規模な取引を常に行っていくためプレッシャーも少なくはないでしょう。

最近では、新しい商品の開発から販売まで行ったり、事業への投資活動も増え、益々業務の幅が広がっています。

5大商社というと、恐らく聞いた事がある人が多いと思いますが、「三菱商事」「三井物産」「伊藤忠商事」「丸紅」「住友商事」を指し、あらゆる商品の流通を陰で支えています。

また、「総合職」に比べて、「一般職」は、勤務時間が安定しており海外勤務もなく、また将来有望な商社マンとの出会いが多いといった点から女性に人気の就職先となっています。

製造・メーカー

製造やメーカーの業界は日本のGDPのうちの約20%を支えており、多くの人が働く仕事の1つとなっています。

しかし、同じ業界と言っても更に業種によって、取り扱う商材によっても仕事内容は全く異なります

主な業種としては、自動車産業が分かりやすいイメージになる「加工、組立メーカー」、鉄鋼業や、化学メーカーなどの商品原材料を扱う「素材メーカー」、全てを自社で賄う「自社生産、加工メーカー」に分けられます。

更に種類に分けると化学、鉄鋼、医薬品、化粧品、自動車、飲料、食料品、お菓子、電機など身の回りにある全ての物が製造・メーカー業の中で作られたと言って過言ではないでしょう。

注意したいのは、1つの企業の中でも、研究職から営業、企画開発、広報、経理、人事総務、マーケティングなど沢山の部署があり、実務レベルでは全く異なる仕事をすることになるので企業イメージだけで選ぶと入社後ギャップを感じてしまう危険があるでしょう。

商学部で取りやすい資格は?

就職活動においても、なんらかの資格があることは自分を売り込むためにも役に立ちます。

また、就職活動を終えてからも、長い人生の間には資格が身を助けてくれたり、知見を深めてくれるツールとなります。

4年間の間に何か役に立つ資格が取れるといいですね。

すぐにイメージが湧く、日商簿記検定、公認会計士、ファイナンシャルプランナー(FP)なども取っておくと非常に役に立つ商学部生におすすめの資格ですが、詳しくは「経営学部はどんな企業・業界の就活に有利?取りやすい資格は?」経済学部はどんな企業・業界の就活に有利?取りやすい資格は?という記事をご覧ください!

ここでは他にも難易度はかなり上がりますが、是非チャレンジしてみたいおすすめの資格をご紹介します。

税理士

「税理士」という資格は聞いた事がある人が多いと思います。

そして字面からも「税金の計算をしてくれる人」といったイメージは湧くのではないでしょうか。

それも合ってはいるのですが、もう少し詳しくご紹介します。

まず、税理士のお客さんはまず企業、個人事業主、そして不動産オーナーなどが該当します。

そして彼らの事業の会計処理や申告書の作成、節税の相談に乗ることが仕事です。

他には、個人のお客様でも相続税や贈与税などの資産管理についての相談、業務代行も行います。

公認会計士に対して、税理士のお客さんは比較的に中小規模の企業が多いです。

税理士の役割として、一番求められるのは税務調査が入ったところで顧客の立場に立って権利や主張を守る存在になることです。

そして税金対策だけではなく財務報告書を作り、様々な相談に乗る「企業にとってのパートナーのような存在」になれるのが税理士の魅力とも言えるでしょう。

中小企業診断士

学生のみなさんにとっては、「中小企業診断士」は身近には聞き慣れない仕事かもしれませんが、実は、「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格」としても上位に並んでくる憧れの資格でもあるのです。

「中小企業診断士」とは、企業の経営における7つの科目と、筆記・口頭試験を突破して得られる資格ですが、最終合格率は約2%と非常に狭き門となっています。

7つの科目とは「経済学、経済政策」「財務、会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」ですが、商学部、また経済学部、経営学部であれば半分くらいは自然と学んでいける部分になるでしょう。

そして、実は「中小企業診断士」の資格を持つ人の平均給与は700万~800万円と言われています!

給与面も非常に魅力的ですが、この資格試験を受ける人は自己啓発のためという人も多く、この勉強を重ねることで「企業の経営に関わる様々な問題を解決できる知識」を得ることができるのです。

また長い目で見ても「転職」「独立開業」という夢を叶える鍵となるでしょう。

証券アナリスト

証券アナリストとは、企業だけでなく国家の業績や財務諸表の分析、株価の期待値やそれぞれの業界の市場環境、傾向を調べ分析し情報をまとめていく専門職です。

資格としての正式名称は、「日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)資格」といい、日本証券アナリスト協会が認定しています。

証券アナリストの主な仕事としては、証券会社において、ある企業が投資先として今後成長株かどうか評価することです。

そのために、企業の財務諸表を分析したり、関連市場の情報を国内外ともに集めたりして、レポートを作っていきます

それらの分析は、企業内だけでなくテレビや雑誌などでも求められる情報になります。

証券アナリストの資格の最終合格率自体は25%です。

ただ、資格取得にあたり、通信講座にはじまり、資格維持のために入会金や年会費が必要なので、学生さんには負担が大きい資格かもしれません。

有名大学の商学部の就職先実績

マーケティングの勉強教材

それでは、商学部の先輩たちの実際の就職先はどんなところになっているのでしょうか。

有名な難関大学で発表されていた実際の就職先をまとめてみました。

やはり金融業界は多いですが、次いで製造業が多いようです。

慶應義塾大学 商学部 65

慶應義塾大学の商学部では「公認会計士」や「税理士」などの資格取得を積極的に応援しており、全国でも最多合格者数を維持し続けています。

なかでも商学部の卒業者は多く実績を確実に残しています。

就職先としては、やはり圧倒的に金融業界、そしてコンサルティング業界、製造業が多いです。

ここでは6名以上が就職した企業をまとめていますが、どこも有名で難関な企業ばかりです。

就職先実績

関西大学商学部 60

関西大学商学部では、商学部からの主な就職先は公開されていましたが、詳細な人数は非公開でした。

割合としては、やはり金融業が多く23%、製造業が次いで22.8%、その他卸売業・小売業などが続きました。

参考までに、2017年度の卒業生の就職先をご覧ください。

就職先実績
関西大学 商学部就職先データ(2017年度)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

商学部で学ぶ内容は、コンビニや本屋さん、パン屋さんといった身近な小売店でも活かせるような知識ばかりです。

商学部の学問を学ぶと日常に潜む商品戦略なども感じることができるでしょう。

また、おすすめの資格については今回は少し難しいものを上げてしまいましたが、難しいからこそ価値のある資格なので、是非チャレンジしてみてください!

最後に有名な難関私立大学商学部の就職実績をまとめてみましたが、情報公開されている大学が少ないため代表的な2校をご紹介しました。

しかし、全体的な印象としてはやはり金融業、そして製造業が多いことが分かりました。

商学部は、就職率もよく社会に出てから役立つ知識が満載の学部です。

是非、皆さんも商学部を検討してみて下さいね。

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