工学部はどんな企業・業界の就活に有利?取りやすい資格は?

工学部はどんな企業・業界の就活に有利?取りやすい資格は?

志望校選びに悩む高校生の皆さんはどんな基準で大学や学部を選んでいますか?人気だからや何となくで選んだりはしていませんか?

就職するのはまだまだ先のことだと思うかもしれませんが、将来の仕事も考えて学部を選ぶことで入学後に後悔することは少なくなります。

今回は工学部ではどんなことを学ぶことができるのかをはじめ、卒業後はどのような企業に就職する学生が多いのかなどを紹介していきます。志望校が決まっていない方はもちろんですが、工学部を受験しようと考えている方も、もう一度工学部はどのような学部でどんな就職先が多いのかを確認してみてください。

工学部ってどんなことを学ぶの?

まず工学部では基本的に理系の科目(数学・物理・科学)を学び、その後は目的とする分野によって学ぶことが大きく変わってきます。そのため工学部は他の学部に比べて学科の数が圧倒的に多くなっています。

一言で言うならば、開発者を目指す学部というのが正しいでしょう。そういった背景から探求心が強い学生が多く在籍しており、大学院に進み研究に励む学生も多くなっています。

また機械工学、電気・電子工学、情報工学、生物工学、デザイン工学など理系の中でも専門的な技術を学ぶことができる学部になっています。極端に言ってしまえば身の回りのモノや仕組みといったものはすべて工学によって生み出されてきました。工学部はその仕組みや知識・技術といったものを学ぶことができる学部です。

工学部と理工学部の違い

工学部理工学部は、同じ学科もありそれほど変わらないのではないか、と思っている方もいるのではないでしょうか?確かに似ている学部ではありますが実際はどうでしょうか?ここからは工学部と理工学部の違いについて紹介していきます。

まずは工学部ですが、基本的に技術を身に着けることができる学部です。既存のものに代わるものを作ったり、より使いやすいものを作ろうといったように「モノを作りたい」「自分の作るもので生活を豊かにしていきたい」といった信念を持つ人が多く、計算などもしますがあくまでも「モノづくり」がメインの学部になります。

次に理工学部ですが、上の工学部で学ぶ工学の知識に加え学問的な追及をして自然科学などを深めていく学部になっています。工学部と比較して言うなら「モノづくり」の知識だけでなくその物事の証明をしたり、なぜそうなるのかを追及していくことも行っているのが理工学部です。

実際どのくらい違いがある?

何となく違いを理解していただけたとは思いますが、実際のところそこまで違いはありません。極端なことを言えば実験や実践的なことを多く行い学んでいくのが工学部で、実験や実践もするがその事象がどうして起きるのかなどを追及し証明していくのが理工学部となっていますが、学ぶ分野に関してはそこまで違いがなく工学部希望の受験生が理工学部に入学しても特に問題がなかったといっているほどです。

また基本的に工学部は国立大学に多く設置されており、逆に理工学部は私立大学に多く設置されています。

工学部で取れる資格は?

実際に工学部でどのような勉強が行われているかは何となく理解していただけましたか?

工学部では学科によって学ぶことが大きく変わってくるので、様々な資格が習得できる学部ともいえるでしょう。

ここからは工学部で学ぶことで、普通に資格を取ろうとする人より有利に習得できる資格を紹介していきます。

建築士

建築士になるための「一級建築士」「二級建築士」は日本の国家資格の1つです。

建築士という職業につくための資格は「一級建築士」「二級建築士」や「木造建築士」といったものがあり、持っている資格で扱える建物の規模や種類が異なってきます。

一般的にこのような資格は受験するにも一定の条件を満たす必要があります。
例えば「二級建築士」なら国の指定する学歴に当てはまらない場合、実務経験が7年以上が必須という受験資格があるため、そもそも受験すること自体が難しいのですが、建築系の学科を卒業した場合は実務経験がなくても受験できるようになっています。

工学部で学ぶことで普通に建築士の資格を取るよりも7年以上早く資格を取ることができるため、将来的に建築業に携わりたいという方は学校を卒業するのが近道と言えるでしょう。

自動車整備士

車に関係する仕事を行う際に必要になってくる資格です。

この資格はすべてで約14種類ほどあり、資格によって就ける職業に違いが出てきます。

試験内容は実技試験と記述試験となっており、受験するためには1年~3年の実務経験が必要になるので建築士と同様で受験することが難しくなっています。

しかし国の指定する大学・専門学校に入学すると実務経験と実技試験が免除になります。
指定する大学・専門学校のみが免除となるため、全ての工学部に適応されるわけではありませんが、普通に資格を取るよりも格段に資格が取りやすくなっています。

工学部の就職先ってどんな企業・業界?

ここまで工学部で学べることや理工学部との違いなどを紹介してきましたが、ここからは工学部の就職先について紹介していきます。

工学部の就職率はどこの大学を見ても他の学部より低い、といった印象を受けませんか?実はそれは大学院への進学者が多くいるためで、実際就職を希望する人の就職率は他の学部と比べても決して低くなく、むしろ高いとまでいえます。

では工学部の学生はどのような企業・業界に就職することが多いのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

製造業・エンジニア

工学部の就職先としては真っ先に思いつく業界ではないでしょうか?
そのイメージ通り工学部では花形の就職先といったところでしょう。

製造業といっても様々で、自動車などの乗り物を作る企業もあれば電気機器や機械をつくる企業もあり、その他にも鉄鋼・エネルギー・医薬・食品・化学・建築・通信・ITなどのモノづくりや開発に関わる多くの業種・企業で開発など大学で身に付けた知識を生かせる職に就く人が多いです。

専門的な知識を持っているのでエンジニアとしてその知識を欲する企業は多く、どの分野においても製造・開発といった形で会社に貢献していけると考えられています。

具体的な仕事内容としてはシステムの構築や開発、メンテナンスなどから商品の製造や品質管理など持っているスキルに合わせ様々な仕事があるようです。

エンジニアの仕事は忙しく、最前線で活躍できる期間は年齢の関係で他の職種より短いですが、そこにやりがいなどを生み出せる人も多くいるようです。

研究者

工学部を卒業した人の中には、自分の開発したもので人々の生活を豊かにしていきたいという考えを持つ人が多いです。進学率が高いということはさらに詳しい研究をしたいという気持ちの結果、大学院に進むという選択をする人が多くなっていることを表しています。

その結果から見ると当然研究者を目指している学生は多く、憧れの職種といえるでしょう。もちろん収入としてはあまり良いとは言えないかもしれませんが、自分の研究したい分野を突き詰めることができる職種となっています。

もちろん企業で研究を行う人もいれば大学や国が所有する研究所などで研究を行う人もいたり、就職先は人それぞれです。

探求心が強い工学部の学生にしてみれば憧れの職種ともいえる就職先となっています。

教員

工学部といえばエンジニアや研究者といった技術を活かした職に就くイメージが強いと思いますが、工学部の学生の中には意外に教員になる人も一定数いるようです。

原則ですが国公立の学校で教員になるためには教員免許が必要になってきます。通常の授業と研究に加えて教職課程を追加して受けることで習得可能ですが、教職課程は通常の生徒の1,5倍ほどの単位が必要になってくるので、通常授業や研究との両立は難しく教員になりたいという意思を持っていないと難しいでしょう。

また工学部の学生が教員を目指す理由として多いのが公務員として安定した職につけるということと、自分が研究してきたモノの面白さを子供たちに知ってほしいということでした。

工学部に限りませんが学部によって習得できる教職課程は変わってきます。理系の教員を目指しているなら工学部でも問題ないかもしれませんが、もし文系の教員を目指している人は文系の教職課程は基本的に習得することができないので注意しておきましょう。

大学院への進学

大学院へのは就職先ではありませんが、工学部の進路の約36%を占めています。次いで割合が高いのが製造業の14%なので工学部は群を抜いて進学する学生が多くなっています

大学院に進学後は自分のやりたい研究をさらに追及していくようです。大学院卒業後の進路については上で紹介したエンジニアに就職する学生が多くなっているようです。

有名大学の工学部の就職実績

ここまで工学部の卒業生がどのような職に就くのかを紹介してきましたが、ここからは具体的にどのような企業に就職しているのか見ていきましょう。

偏差値が高くネームバリューがある大学の工学部の卒業生が実際に就職している企業を知ることで、工学部で学んだことを活かしどのような形で社会に貢献しているかをイメージしてみましょう。

全体的に見てみるとメーカーが多いようです。

東京大学 理科一類 偏差値72

東京大学理科一類は明確に工学部というわけではありませんが、一部の生徒は3年生から工学部に進むことになります。

今回紹介するのは工学部電子情報工学科と電気電子工学科の就職先になりますが、電気・通信・情報系の有名企業に多く就職していることがわかります。

東京大学という圧倒的なネームバリューと幅広い分野で活躍するOB力もあるので、比較的就職先に困ることもなさそうです。

また最近では卒業後就活工学部で学んだことを活かし自らベンチャー企業を設立する人も多くなっているようです。

就職先実績

京都大学 工学部 偏差値68

京都大学工学部の就職先は非常に幅広くなっています。

学科によっては約8割が大学院に進学しており、工学部の中でも学科によって進路が大きく異なっているようです。

数字の詳細は公表されていないので電気電子工学科の卒業生が就職した企業を紹介します。

就職先実績

慶應義塾大学 理工学部 偏差値69

私立大学の工学部は非常に少なくなっているので工学部ではありませんが慶応義塾大学の理工学部の就職先を紹介していきます。

慶應義塾大学の理工学部の卒業生は約7割が大学院に進学します。そのためここで紹介するのは大学院に進学しなかった3割の卒業生の進学先になります。

メーカなどで技術を活かす職だけでなく商社やIT関連の企業に就職する人も多くなっています。また就職者の約25%が学校推薦制度を利用して就職しており、大学側も就職をサポートする体制が整っているといえます。

就職先実績

同志社大学 理工学部 偏差値63

同志社大学も慶應義塾大学と同様で理工学部の就職先を紹介していきます。

同志社大学では卒業生の約半数が大学院へ進学しています。

就職先の割合を見るとメーカーが約6割を占めており、その後に約2割をマスコミ・情報関連となっています。

就職先実績

まとめ

工学部について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

工学部で学ぶ内容は他の学部では学ぶことができない専門性があり、様々な資格も習得することができるので卒業後も武器になります。

就職率が低いという印象があるかもしれませんが、それは大学院への進学者が多くいるからであり実際は就職率も良く、就職先もメーカーをはじめIT関連や金融関係まで幅広くなっています。

是非皆さんも専門的なことを学び、資格を取りたいと考えている方は工学部を検討してみてください。

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