兵庫医科大学医学部の特徴とは?「入試偏差値底辺」の私立医学部の実態!

兵庫医科大学医学部の特徴とは?「入試偏差値底辺」の私立医学部の実態!

2019兵庫医科大学医学部医学科の偏差値

  • A判定偏差値:69
  • C判定偏差値:67
  • 出典:東進

    兵庫医科大学は医科単科大学であり、私立大学医学部の中では「学費が超高額な医学部」という評判で有名な大学です。実際、6年間の学費は全国の医学部の中4番目に高額となっています。医学部受験生にとっては「神戸大学など近隣国公立大学の滑り止め」「裕福な医師家庭の生徒が受験する医学部」といったイメージでしょうか。偏差値は現在のところ82校中70位となっていますが、受験生は近畿圏を中心として全国から集まっています。

    高額な学費やワーストクラスの偏差値、というネガティブな評判が多い兵庫医科大学ですが、その実態は意外と知られていないかもしれません。今回は、兵庫医科大学医学部の概要と、兵庫医科大学医学部に特徴的な2つの事項を取り上げて、分析していきます。

    兵庫医科大学医学部はどんな大学?

    勉強中

    2019兵庫医科大学医学部の学費・授業料

  • 入学金:2,000,000円
  • 授業料(年間):2,200,000円
  • 授業料(合計):13,200,000円
  • 施設設備費(年間)
    1~6年:1,300,000円
  • 実験学習費(年間)
    1~6年:1,000,000円
  • 教育充実費(年間)
    1年:2,000,000円
    2~6年:1,200,000円
  • 兵庫医科大学といえば「高額な学費」「ワーストクラスの偏差値」が必ず出てくる評判ですが、実際のところはどうなのでしょうか。

    医学部は他学部と違って、あまり新設されることがなく、そのため偏差値ランクも一度固定されるとあまり変動しません。学費についても、大幅に安くなったり高くなったりする動きは、ここ数年ではあまり見られません。

    世間の評判からくる兵庫医科大学のイメージを丁寧に分析してその実態に迫ってみましょう。

    学費は6年間で3760万円超!確かに高額であるが、奨学金制度も充実

    兵庫医科大学医学部の学費は6年間で3760万円と、私立大学医学部31校中で4番目に高額となっています。「裕福な家庭の子女しか行かない・行けない」という評判は確かに正しいようです。

    ちなみに、学費が私立大学医学部の中で一番安い国際医療福祉大学では、6年間1850万円ですから、兵庫医科大学のほぼ半分です。一口に私立大学医学部といっても学費の差というのはかなり幅があることがわかります。

    ただ、兵庫医科大学では奨学金制度が充実しています。「特定診療科医師養成奨学制度」とよばれる制度では、医師が不足していると大学が指定する特定の診療科を志望すれば、年285万円貸与し、定められた診療科で5年間勤務すれば、返還は免除されます。

    また、「兵庫医科大学兵庫県推薦入学制度」では、兵庫県内のへき地医療に従事する医師として勤務することを誓約することで、学費やその他の費用を貸与され、9年間の義務年限をへき地で勤務することで返還は免除されます。自治医科大学の修学資金貸与制度と同じような制度です。

    国公立大学であっても医学部に入ると、学費以外にも何かと費用は嵩みます。特に私立大学の医学部受験を考えている人は、6年間でトータルどのくらいの費用がかかるのか、さらにそれは「いつ」必要なのか、さらに自分が利用できる奨学金制度は有るかといったことをリサーチしておくと良いでしょう。

    偏差値は全医学部中でワーストクラスだが、医師国家試験合格率はトップクラス!?

    兵庫医科大学医学部の入試時点での偏差値は、全国82校ある医学部の中で70位となっています。

    医学部ですから、医師になるべくして入学してきて、入学した全員でなくともその多くが卒業し、医師国家試験を受験して、そして合格し、医師として全国で働いている訳です。特定の大学出身の医師が極端に診療能力が低い・手術が出来ない、といった評判はあまり聞きません。つまり、医学部において、大学による最終的な能力差は無いと言ってよいでしょう。

    それでは、どうして入試時点での偏差値がワーストなのでしょうか。おそらくこの理由は、高額な学費とにあると考えられます。最低でもおよそ3700万円という高額な学費をかけるという選択よりも、1年浪人して他の医学部に入学する方が良い、といういう人が多いため、相対的に偏差値の高い人は他の大学に流れます。関西は特に、国公立大の医学部が密集しているため、選択肢が多いことも偏差値の低下に寄与していると考えられます。

    一方、医師国家試験の合格率は80校中の3位と、トップクラスの成績となっています。入試時点での偏差値から考えると、これはかなりの成績だと思われます。

    この数字から言えることは、兵庫医科大学医学部での教育環境が良いということでしょう。2018年には新しいキャンパスになり、より教育環境が向上しているため、これから入学する人はより安心して勉学に打ち込めると思います。

    しかし、医学部における勉学の結果は、最終的には本人の努力によるところが大きいため、全ては自分次第です。自ら情報を手にいれる姿勢を持っておかなければ、どれだけ良い教育設備があっても結果は振るわないでしょう。

    多くの医学部の教授は学生の学びたい熱意に対して快く応えてくれますから、学習環境は自分で作り上げていくつもりで入学しましょう。

    兵庫医科大学医学部・2つの特徴とは

    自主学習

    医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムですが、大学の特徴や売り文句として、マイナーチェンジをすることもあります。兵庫医科大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。

    特徴1:75分授業・4時限までのカリキュラムでゆとり有り

    兵庫医科大学の特徴の1つは「1時限75分授業」「4時限まで(午後3時25分まで)」というカリキュラムです。1時限60分としている医学部は他にもありますが、「4時限まで」としているのは珍しいと思われます。実習や少人数学習などを除けば、それ以降の時間は自分の学習や課外活動に利用できるため、ゆとりある学びが確保されています。

    そうは言っても医学部ですから、のんびりと好きなことをなんでも出来るわけではありませんが、自分でコントロール出来る時間が少しでも増えることで自分の学習を見直す機会も増えます。このような時間が少しでもあることは、学びを深めるために重要です。

    特徴2:関西学院大学との学術交流でリベラルアーツを学ぶ

    兵庫医科大学のもう1つの特徴は1年次の教養教育です。兵庫医科大学では、1年次の4月~7月の毎週木曜日に関西学院大学上ヶ原キャンパスで幅広いリベラルアーツ科目を履修することになっています。関西学院大学はいわゆる「関関同立」の1つであり、関西圏の私立文系ではトップの大学です。このような近隣大学との交流で、トップクラスの教養教育を受けられるのは、医学部としては非常に珍しい取り組みだと言えます。

    武田塾医進館バナー

    兵庫医科大学医学部は質の高い医学教育とQOLを両立させたい人にとっては素晴らしい環境

    向上心

    兵庫医科大学医学部は偏差値自体は全医学部の中でもかなり低く、学費も高額であることなどから、評判だけを聞いているとポジティブなイメージを抱きにくい大学かもしれません。

    しかし、私立大学ならではのきめ細かいサポートと充実した教育設備で、高い国家試験合格率を誇る、質の高い医学教育を受けられる大学でもあります。

    また、立地も兵庫県の都市部に位置しているため、学生生活のQOLという点でも、素晴らしい環境です。近畿圏の医学部受験生は、志望校のリストに加えてみる価値のある大学でしょう。

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