帝京大学医学部の特徴とは?「留年者多数」都内私立医学部の実態!

帝京大学医学部の特徴とは?「留年者多数」都内私立医学部の実態!

2019帝京大学医学部医学科の偏差値

  • A判定偏差値:71
  • C判定偏差値:66
  • 出典:東進

    帝京大学は医科単科大学であり、私立大学医学部の中では「学費が超高額な医学部」という評判で有名な大学です。ここ数年の間に学費は若干安くなっているようですが、進級判定の厳しさなどから、実際に6年間にかかる学費は私立医学部の中でもワーストレベルに高額となっています。医学部受験生にとっては「裕福な医師家庭の生徒が受験する医学部」といったイメージでしょうか。入試時点での偏差値は現在のところ82校中73位となっていますが、受験生は首都圏を中心として全国から集まっています。

    超高額な学費や多数の留年、低い偏差値という評判の帝京大学医学部ですが、その実態は意外と知られていないかもしれません。今回は、帝京大学医学部の概要と、帝京大学医学部に特徴的な2つの事項を取り上げて、分析していきます。

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    帝京大学医学部はどんな大学?

    少しの懊悩

    2019帝京大学医学部の学費・授業料

  • 入学金:1,050,000円
  • 授業料(年間):3,150,000円
  • 授業料(合計):18,900,000円
  • 施設設備費(年間)
    1年:-
    2~6年:-
  • 実験学習費(年間)
    1~6年:227,000円
  • 教育充実費(年間)
    1年:-
    2~6年:-
  • 帝京大学といえば「超高額な学費」「留年者が非常に多い」が必ず出てくる評判ですが、実際のところはどうなのでしょうか。世間の評判からくる帝京大学のイメージを丁寧に分析してその実態に迫ってみましょう。

    学費は6年間で3750万円超!「帝京ループ」は廃止されたが…

    帝京大学医学部の学費は6年間で3750万円と、私立大学医学部31校中で5番目に高額となっています。「裕福な家庭の子女しか行かない・行けない」という評判は確かに正しいようです。

    また、2014年まではいわゆる「帝京ループ」と呼ばれる制度がありました。通常、医学部では2年連続同じ学年で留年すると、3度目の留年では放校処分となり、除籍されます。これは「中退」ではないため、大学に在籍していた事実が抹消されます。履歴書上は「高校卒業後は何もしていない」ことになります。しかし、「帝京ループ」では、1年次の学費を大学に収めることで2年生からやり直すことができました。帝京大学に「学費が超高額」という評判があるのは、このようなシステムがあったことも影響していると思われます。

    2014年にこのシステムが廃止されてからは、他の医学部と同じように同一学年で2回以上留年すると放校という制度になったため、いくらお金をつぎ込んでも救済はされません。

    このシステムの是非については賛否両論あるでしょうが、ある程度のチャンスを与えた上で、一定のハードルを越えられないと分かった時点で放校処分にするのは、ある意味「優しさ」であると言えると思います。入試時点でいくら成績が良くても、医学の勉強に向かない人というのは一定数います。人には向き不向きがありますから、医師という道だけに固執せずに他の道を選ぶ方が良い場合もあるでしょう。

    進級判定は非常に厳しい!放校者は他大学の留年者と同じ程度

    帝京大学医学部の進級判定は非常に厳しいことで評判です。また、「帝京ループ」の廃止で放校者も多くなっています。最も多い2年→3年への進級では30名前後の留年者が出ており、卒業試験時点での留年も25名程度です。国公立大の医学部と比較すると、私立医学部は進級が厳しいのが一般的ですが、その中でも帝京大学医学部は群を抜いて厳しい大学と言えます。

    医師国家試験の合格率は84%と80校中の75位と、かなり低い成績となっています。医師国家試験の合格率は私立医学部にとって「集客」の一つの指標となります。見た目の合格率を上げるために、卒業試験で大量に留年させたり、低学年での進級を厳しくするという方策は私立医学部ではよく取られているものです。

    しかし、文部科学省や厚生労働省からの指導で、6年次の留年者数が多すぎることなどが指摘されたため、今後は卒留者数が減少するのではないか、とも言われています。

    一方では、5年次に総合試験が新たに課せられたため、そこで篩に掛けて留年者を出す、ということも内部で噂されているようです。

    また、帝京大学医学部をストレートで卒業して医師国家試験に合格する人の割合は50%とも言われており、一緒に入学した同級生のうち半分しか同時に医師になれない、というかなり厳しい環境です。

    いずれにせよ、他大学よりも進級が厳しい大学であることは間違いないので、入学した時の偏差値に囚われることなく、気を緩めることなく勉強する姿勢が必要とされるでしょう。

    医師国家試験の本質は情報戦であり、インターネットが発達した現在も、情報の鮮度やアクセスの良さというのは、都心部が有利であることに違いありません。立地という面では、帝京大学は決して不利な大学ではありません。つまり、最終的にストレートで卒業して国家試験に合格出来

    るかどうかは自分次第です。

    帝京大学医学部・2つの特徴とは

    救急

    医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムですが、大学の特徴や売り文句として、マイナーチェンジをすることもあります。その中でも、教育設備などに大学のユニークさが表れます。帝京大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。

    特徴1:学費に見合う充実した学習環境と支援システム

    帝京大学の特徴の1つは充実した学習環境と学生の支援システムにあります。

    図書館は24時まで開館しており、学生の意欲を無駄にしない環境が整っています。

    また、全ての講義は録画されており、後日学生たちが必要に応じて視聴して、疑問を解決したり、さらに学びを深めることが出来るようになっています。

    さらに、インターネットを利用した「予習確認テスト」「復習確認テスト」を全ての講義で行なっており、学生たちが確実に知識を定着させられうように図っています。

    座学だけではなく、臨床現場における学びの環境も充実しています。「シミュレーション教育センター」と呼ばれる施設があり、ここでは様々なシミュレータを利用して臨床現場に出る前のトレーニングを行うことができます。

    学費は高額ですが、それに見合う充実した学習環境と支援システムが整った大学です。

    特徴2:救急医療が充実した大学病院!

    帝京大学のもう1つの特徴は救急医療です。

    全国でも最も救急医療が充実しており、全科の医師が必ず当直しているという珍しい大学病院です。1次から3次救急まで全てのケースに対応できる設備となっており、将来救急医療に従事したい人にとってはこれ以上ない素晴らしい環境と言えます。

    救急医療に興味がある人は、面接でこのポイントを推してみると、印象が良いかもしれません。

    帝京大学医学部は質の高い教育を受けたい人にとっては良い環境

    最先端の医療

    帝京大学医学部は偏差値自体は全医学部の中でもかなり低く、学費も高額、留年者が多い、医師国家試験の合格率もあまり振るわないことなどから、評判だけを聞くとポジティブなイメージを抱きにくい大学かもしれません。

    しかし、私立大学ならではの充実した教育設備で質の高い医学教育を受けることのできる良い大学でもあります。偏差値にこだわることなく、首都圏に立地する利便性の高い環境で、勉学に打ち込む医学部生活を送りたい人にとっては、志望校のリストに加えてみる価値のある大学でしょう。

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